■Organicの定義に対する考え

先ず、日本のアパレルにおけるオーガニックとは、を考えていきます。一般的に、有機農法で育てられた繊維を指すケース、または、その有機的な状態を保ったまま加工した製品を指すケースがあります。

 

 

前者で明確な認証基準があるのは、現在コットンのみとなっていると思います。これは世界全繊維の25%がコットンであるため、地球環境に最も影響を与える植物だからです。認証対象の殆どは、地球環境に影響のある規模を持つものが対象となるケースが多いです。

 

欧州がこれに先駆け、オーガニック製法の推奨を長年行ってきました。「オーガニック」はそもそも「有機的」という意味なので、欧州では広く「Organic ●●●」というものをよく目にします。しかしその中でエビデンスのあるものは、認証機関に依り限りがあります。 Organicはあくまで有機的、有機生産、自然製法といった言葉の意味を持つと考えています。

 

欧州では、コントロールユニオン(オランダ本部)、エコサート(フランス本部)、IMO(スイス本部)の三つの認証機関が大手です。コントロール・ユニオン(CU)は、インドとトルコの事務所を本部から独立させ、CU India, CU Turkeyとして運営しています。エコサートは、1991年に設立され、80か国に23の支部を持っています。コスメティック、エコロジカル繊維、リサイクル繊維、エコプロダクツ、フェアトレード、エコロジー公園や植林認証業務などを行っています。IMOは、20年に亘ってオーガニック認証を行い、世界20か所以上に拠点を持ち、11の分野で活動を行っています。今日、フェアトレードや社会的責任CSRの認証、天然繊維の認証、森林管理の認証、水産物、水産養殖などを行っています。

 

改めて欧州では、「オーガニック」という言葉は、できる限り化学物質を使用せず、地球環境への影響を減らし、自然を大切にし、人々の安全と健康の促進につながる考えでもあります。LinneOrganicsで言えば、オーガニック製品の定義としては、可能な限り化学物質を使用せず、生態系を最大限に活かす自然製法に基づいた天然繊維と染料を使用すること、と位置付けしております。その中で、使用素材を、第三者検査機関 SGS CAMBODIA (JIS認証機関) に検査依頼し、天然繊維の証明、お肌への影響を測るホルマリンテスト等を行っています。

 

オーガニック製品を推奨することは、人々と生態系にとって、持続可能な社会を再び構築していくことに繋がると考えています。オーガニック製品が、世界標準になることを目標に、小規模ながら、我々ができることを、一歩一歩確実に取り組み、当ブランドを持続、発展させていきます。